2012年01月29日

桜田門外ノ変

桜田門外ノ変
東映 佐藤純彌監督 2010年

 江戸時代末期、大老・井伊直弼の暗殺事件を描いた映画。

 暗殺の実行部隊の指揮者、関鉄之介の情人「滝本いの」。
 関の潜伏の手助けをしたいのは幕吏に捕らわれて、厳しい詮議を受ける。

 両手を吊り上げられて、前後から笞打たれる。
「知らない、私は本当に何も知らない……」
「知らぬはずはなかろう。さあ申せ。関はどこにおる!」

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 そして石抱き責め。
「申せ!関鉄之介はどこにおる、言え!」
「ゆるして……知らないものは言えない……」
「強情な女め。石を増やせ」
「やだ、やだ……ゆるして……知らない」
 膝の上に三枚目の石を抱かされ、いのは泣き叫んだ。

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 この拷問シーンには憐憫の情を禁じ得ないが、実際のいのは肝の据わった気丈な女性だったに違いない。大罪を犯した愛人を庇う覚悟があったのだから。
「知らないものは言えない。知っていたとしても言わない」
 いのは最後まで口を割らず、伝馬町牢屋敷にて拷問死する。

posted by 信乃 at 04:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代劇