2010年06月28日

闘奴ルーザ

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 かきざき和美/日本出版社

 古代ローマ風ファンタジー。
 幼い頃に村を奴隷狩りに襲われたルーザとマーシャの姉妹は、闘奴養成所で日々厳しい訓練を受けていた。
 ある時、訓練の不手際で飯抜きの罰を受けたルーザに、マーシャは密かに食料を差し入れた。だが翌日、マーシャは食料を盗んだ咎で、教官たちから激しい折檻を受ける。差し入れを受けた者が名乗り出ればマーシャを許すと教官は持ちかけるが、姉のルーザは黙したままだった……。

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 この後マーシャには悲しい運命が待っている。だが、柱に縛り付けられ、鞭で乳房を滅多打ちにされ、見せしめに晒される三日間だけでも私が代わってあげたい……。

 主人公ルーザは試合で勝ち続け、やがて軍隊を相手に一人で戦えるほどの強さを得る。半裸の美女が剣を振り回すのは、ファンタジー作品のお約束であり、醍醐味か。
 闘い、傷付き、そして罠に嵌められる女戦士。逃亡して捕まり、調教される女奴隷。こんなエロ要素が満載なのは、「S&Mスナイパー」誌に連載されていたことを考えれば当然のことといえよう。
 だが掲載誌が「コンバットコミック」に移った後は、主人公ルーザが何故戦うかを自問する、普通のアクション作品になってしまった(単行本3巻・悲闘編)。

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2010年06月27日

剣の国のアーニス

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 山本貴嗣/大日本絵画

 架空世界・架空種族のファンタジー。
 暗殺や諜報などを生業とする「魔剣使いのアーニス」。仕事では恨みを買い、また彼女の種族が持つ不老の秘密ゆえ、敵や追跡者に事欠かない。曰く、「仇討ちなら…名を聞いておこう。心当たりが多過ぎてね」

 ある賞金首を追っていたアーニスは、人馬一体の種族・モルジロの協力を求める。族長とは旧知の仲のアーニスであったが、息子のガハルからは間諜であると疑われ、「鞍」による拷問に掛けられる。
 馬の背中に置かれた「鞍」は、二本の張り形が生え、陰核を責める工夫までされた鋭角な木馬であった。後ろ手に縛られたアーニスはそれに跨らされ、二つの穴を貫かれる。両足首は馬の腹を通して縄で繋がれ、彼女は落馬することすら許されない。
 自らの背の鞍にアーニスを載せたガハルは、部下を引き離すほどの速度で全力疾走する。
「本当のことが言いたくなったらそう言いな。できれば声の出るうちにな」

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 フィクションとはいえ、木馬責めの系列では最も過酷な責め描写といえるだろう。
 山本貴嗣氏の描く女戦士はみなカッコイイが、この拷問とその後のエピソードは特に惹かれるものがある。
 私もアーニスになって、この責めを耐え抜き、
「しぶとい女だな、おまえも。これだけの距離を堪えたやつは初めてだ」
 と誉められてみたい……。

posted by 信乃 at 23:56| Comment(1) | TrackBack(0) | マンガ・女

2010年06月26日

ファラオの墓

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 竹宮恵子/小学館フラワーコミックス 等

 古代エジプト。
 隣国のウルジナに祖国を攻め滅ぼされた、エステーリアの王子サリオキス。
 身分を知られぬまま奴隷に堕ちたサリオは、暴虐なウルジナ王スネフェルを討つべく、反乱の狼煙を上げる。
 だが、奸計により再び捕らえられ、スネフェルの執拗な拷問を受けることとなる。
「俺はムチ打つのに容赦はせぬ。それが美しい獲物ならなおのことだ。のたうつさまがなんとも言えぬわ」

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 ああ、サリオキスになって、スネフェルに鞭で打たれたい!
 背中の鞭跡を舐められて、乳首を摘まれてみたい……。
 このシーン以外でも、
 「いますぐに焼き印をおしておけ。それからむち50をくれて、朝まで広場でさらせ」
 とか、
 「むちキズとおれの名の焼き印でおまえのからだをうめつくしてやる!」などと、萌えセリフ満載。

 愛憎錯綜する二人の王子。特に、物語の進行とともに「浄化」されながらも破滅への道を歩むスネフェルが、悲しくも魅力的に描かれた傑作。
posted by 信乃 at 19:21| Comment(0) | マンガ・男